衆議院文部科学委員会委員派遣

7月14日(木)、衆議院文部科学委員会委員現地実情調査が行われました。熊本県益城町立安西小学校を視察。安西小学校は教員43名、児童数776名。地震が発生して以来、益城町の指定避難所として多くの方々の生活の場になっています。

開新高等学校は教員90名、生徒数1,334名。

旧校舎を中心に外壁の崩壊、天井壁や教室壁の落下、壁や柱に多数の亀裂が発生、窓ガラスの破損、屋上の水道設備破損による寮・図書館棟水損など、今後の学校運営に支障が生じていました。

加藤清正が築いた熊本城も地震で大きな被害が出ました。

大天守の鯱(しゃちほこ)など多数の屋根瓦が剥がれ落ちたほか、国重要文化財の長壁が長座100メートルにわたり倒壊しました。石垣も天守閣入り口や西出丸、備前堀などで崩壊、本丸入口にあたる御門周辺では通路をふさぐ形で石が散乱しました。

鷹島神崎遺跡は、長崎県本土北部に浮かぶ鷹島の南岸東部に所在する蒙古襲来に関わる古戦場です。この海域は、弘安の役(1281年)の際に、元軍の船団が暴風雨により沈没した地点として伝えられており、古くから地元漁師によって壺類や刀剣などが水中から引き上げられていました。平成24年(2012年)には、水中遺跡として日本で初めて史跡に指定されました。この日は地元松浦市長・市議会議長・県議会議長をはじめ多くの地元関係者が出席し、私たちと意見交換を行いました。
今回の熊本・長崎県の視察においては、地震の被災を受けた多くの方々が今なお、体育館で段ボールスペースに囲まれたスペースでの生活を余儀なくされています。一刻も早く、仮設住宅の建設を急がなければなりません。与野党ともにお伺いした被災地の現況を改めて痛感するとともに、対策の早期実現を図っていくことをしっかりと政府に伝える視察となりました。

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