予算委員会分科会質疑

2月25日(木)、予算委員会分科会において、平成28年度予算について馳浩文部科学大臣に質疑を行いました。

主に「35人学級の実現」や学校における「いじめ」や「暴力」等について。
「いじめ」や「暴力」についてはしっかりとした今後の対応が求められます。文科省の平成26年度「児童生徒問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」によると、全国の小学校で26年度に認知されたいじめは過去最多の12万2721件。小・中学校、高校、特別支援学校全体では、18万8057件で前年度比2254件の増となっています。
平成22年度と26年度を比べると、1年生が5,8倍に増えています。「いじめは高学年から」と考えていましたが、低学年からいじめが起こっているわけです。
また、小学生の暴力が増えてきています。文科省によると、全国の小・中高校で起きた
平成26年度年度の「暴力行為」は5万4243件に及びます。件数は学年が進むほど増えるものの、増えた率は低学年ほど高くなっています。18年度と比べると、1年生が5倍、2年生が4,3倍に上がっています。しかも、子どもの間だけでなく、教師に対する暴力や、登校中、通行人に暴行した例も報告されています。来年度予算案の中で、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーが大幅に拡充されており、子ども達の様々な問題に対し、しっかりとした対応が求められます。
子どもがいじめや暴力行為などを起こす原因をしっかりと把握することが、問題解決のために必要と考えます。また、原因を分析して、対策を講じることで今後、重大な事案の発生を未然に防ぐこともできます。
今日は様々な問題について質疑を行いましたが、今後文部科学委員会において、さらに様々な問題を質してまいりたいと考えます。

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